NR.星野源太のサプリメント寺子屋

サプリメントアドバイザーとして、お役に立つ情報を書いていきます。

サプリメントで痩せる方法

サプリメントで痩(や)せる方法

 

そんな方法はありません!

 

簡単にもし痩(や)せられるとしたら、それはちょっとヤバイかも・・・

 

2005年5月に事件は起きました。

10代の若い女性が、”痩せるサプリメント”と宣伝広告されたもの(中国製ダイエット用食品)を購入しました。そのサプリメントが原因で尊い命をなくしました。

 

 ”天天素(てんてんそ)“事件です。

覚えていらっしゃいますか!? 

※NRをはじめとする、サプリメントのアドバイザリースタッフ制度ができるきっかけとなりました。

 

そんなの知らな~い。

それとも、「喉(のど)元過ぎれば熱さを忘れる。」でしょうか・・・

いまもこの製品を買う若い人が後を絶ちません。

ほとんどの人が、「私には関係ない!!」・・・のようですね。

業者の思う壺ですね。

・・・本当に残念・・です。

 

製品名:天天素天天素清脂こう嚢:てんてんそせいしこうのう)

製造者:野馬生物保健品有限公司(中華人民共和国広州)

向精神薬(麻薬もその中の一つです)の「マジンドール」と日本では承認されていない「シブトラミン」等の医薬品成分が含まれていました。

※国立医薬品食品衛生研究所等で分析した結果です。

この製品は、安全性などはまったく確認されておらず、無承認無許可医薬品にあたり、あきらかに違法な製品です。

※日本では、安全性、有効性が審査されて承認された医薬品だけが流通できます。

しかし、いまだにこの製品をサプリメントとして売る業者が存在し、買うことができます。

お金で『健康』は買えません、ましてや『命』など・・・

 

失っていい命など一つもないのに・・・

 

「自分の命、自分の家族の命は、自分がまもる。」

「知る」ということで、その尊い命を守ることができるのではないでしょうか。

 

23代目 源太

 

 

 

健康食品を食べただけで、健康になった奴はいない

健康食品は、あたりまえですが食品です。

 

健康食品は、文字通り「食品」であって魔法の薬でもなんでもありません。

よく、「わたしは、〇〇会社の△△という健康食品を飲んでるから大丈夫なの!」という人がいます。

なにが大丈夫なんでしょうかね・・・?

まぁ、「飲んでる」といってることじたいがアウトですがね。

「薬」じゃ~ありませんからね!

 

健康食品を食べただけで、健康になった奴はいません!

 

健康食品は、健康の保持増進に役立ちそうなイメージを与えますが、あくまで食品であって医薬品ではありません。食品衛生法では「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律で規定されている医薬品と医薬部外品以外のすべての飲食物を食品という。」とあります。

 

 ≪まめ知識1≫

2014年11月25日に「薬事法」の名称が変わりました。薬事法が「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(これからは、長いので「薬械法」と書きます。いわゆる「旧薬事法」です。)となりました。

≪まめ知識2≫

食品と医薬品は、無承認無許可医薬品監視指導マニュアル(平成13年3月27日厚生労働省

医薬局監視指導・麻薬対策課長通知 医薬監麻発第333号)にもとづいて区分されています。

 

いわゆる健康食品には、医薬品的な効能効果が書いてあるものや、消費者にあたかもそれがあるかのように思わせる書き方がしてあるものがあります。

それを信じて摂取(食べたり、飲んだりすること)する消費者が、正しい医療を受けずに、病気を悪化させるおそれがあります。実害ともいえます。

親しい医師がなげいていました。「適切な治療を受けず、処方した薬も飲まず、主治医にかくれてサプリメントを摂(と)っている患者さんが増えている。病状が悪化して、治るものも治らない。患者さんは、まさに“溺れる者は藁(わら)をも掴(つか)む”心境なのに、それを喰いものする輩(やから)が最近多い!」  まさに現実です。

 

食品に特有の力があったとしても、病気を治せるわけではありません!

 

「じゃ~、どんな健康食品がいいの?!」

何度もいいますが、健康食品を食べただけで健康にはなりません。

ましてや、病気が治ることはないのです。

病気になったら、病院でちゃんとした治療を受けて下さい。

健康食品を食べて健康になれるなら、誰も苦労なんかしません。

そんな健康食品があったら、ノーベル賞ものです。

健康食品に「依存」することじたいが問題なのです。

 

健康食品の広告に惑わされないことです!

 

会社は、健康食品を売ることが優先順位の一位です。

本当に、あなたの「健康」を考えてくれているのでしょうか?

健康食品の知識がないと、宣伝広告やテレビCMなどをうのみにしてしまいがちです。

自分や自分の家族の健康をまもるためには、健康食品について知ることが大切なのです。

 

 医薬品としての必要な承認・許可を受けていないものは、無承認無許可医薬品として取り締まられます。また、医薬品の販売には、販売業の許可を得なくてはなりません。

簡単に言えば、「効能効果を謳(うた)って、いわゆる健康食品を売れば、無承認無許可の薬を売る資格がないものが売るので罰せられます。」ということです。

でも、これらが守られていないのが現状です。事実、いわゆる健康食品による健康被害の報告が、消費者庁に毎日のように届いています。

テレビ番組、CM、宣伝広告などを見ておわかりかもしれませんが、いわゆる健康食品の取り締まりなどできていないのです。(健康食品、いわゆる健康食品、サプリメントには区別があります。このことは、おいおい書いていきますね。)

 

機能性表示食品制度を機にこれらの取り締まりが厳しくなるといわれています。

健康食品による健康被害が、これ以上増えないことを願うばかりです。

 

「自分の健康は、自分で守る。」

 

誰も守ってはくれません。

 

23代目 源太

健康でいたければ知っておきたい『機能性表示食品』

機能性表示食品(きのうせいひょうじしょくひん)てなに?

 

近ごろ『機能性表示食品』という言葉を聞いたり、文字を見たりするようになったかもしれません。

 

それって何だろう? その疑問にすこしお答えしたいと思います。

 

2015年4月1日から[機能性表示食品制度]が始まりました。

 

日本では、食品に関して体の部位の表示や機能(どのように働くか)を説明する表示が認められていません。

ただし、国が許可した保健機能食品である特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品にはその表示が認められています。

たとえば、「血圧が高めの方に適する食品。」とか「ビタミンAは、夜間の視力の維持を助けるとともに、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」といった表示です。

箱の表やボトルの裏側などに必ず書かれています、一度は目にしたことがあるかもしれません。

『機能性表示食品』は、新たに保健機能食品の3番目の分類として位置づけられました。

 

[機能性表示食品制度]は、規制改革会議の答申を受け2013年6月14日に閣議決定された制度です。

アベノミクス第三の矢、成長戦略の一環として健康食品の機能表示が解禁され、アメリカで1994年に制定されたDSHEA法を参考に作られました。

安部総理「成長戦略第3弾スピーチ」(平成25年6月5日 内外情勢調査会にて)にあるように、「国民が自らの健康を自ら守る」、そんな時代になってきています。

国民が食品の機能性を理解し、自らの意思で選択して自らの健康維持に役立てるための制度とも言えます。

その背景には、高齢化社会による社会保障費問題が上げられます。特に医療費の高騰で財政が圧迫され、いまの医療保険制度の存続が難しくなっています。今後、自己負担額が増え、家計を圧迫することが予想されます。

食品の「体を調節して健康を維持する機能」に注目し、これを国民が上手に活用し、日々の食事を考えることで、手軽に健康を維持・増進しやすい仕組みを作り出そうというものです。

 

なにを今さらというお声もあるかもしれませんが・・・

 

もともと食べ物(食品)には、効能効果があることは古来より人類は知っていました。

医食同源という考え方がそれを物語っています。また、漢方薬の中にも先人たちの知恵が引継がれています。

たとえば、ダイコンは、「消化促進、咳止め、葉は風呂に入れて血行促進する」。ゴマは、「滋養強壮(体質を改善して強い体をつくる)」。ショウガは、「すりおろしたものを湯でうすめて砂糖を入れて、カゼのひき初めに飲む。」など食べ物には本来持っている力があります。

 

 昭和33年以前の薬事法では、食品は効能効果を標記してもよかったのです。

しかし、当時の製薬会社の圧力に押されて現在の法律になったのです。

その後日本が高度成長をとげる中、医療業界も国の保護のもと大きく成長しました。

特に製薬会社は、右肩上がりの成長を続けました。

病院で処方される薬の量は、ビックリするほどでした。一回の処方で出される薬の量が、いまのレジ袋いっぱいになることは珍しくありませんでした。

製薬会社の接待交際費などの使い方はそれはすごかったです。製薬会社の若い営業は、接待交際費で生活でき、給料を全部預金したなんて当たり前でした。

まぁ、いろいろなところにお金は流れたと思います。

医療領域は、聖域ともいわれ、構造改革がなかなかなされませんでした。

しかし、バブル崩壊を機に医療改革が断行されました。“ない袖は振れぬ”ということです。診療報酬改定で診療報酬は下がる一方でした。病院がつぶれるなんて考えてもみませんでしたが、それが現実となりました。

 

60年近く薬漬けにされた国民が、「医療費が財政を圧迫するので、これからは健康管理は自分の責任ですよ。」といわれたわけです。

医療費高騰の大きな原因の一つは、生活習慣病(がん、循環器障害など)です。食生活の乱れがおもな原因といわれています。

健康食として、世界が見習いたい古来より受け継がれた「日本食」の文化は、食生活の欧米化が進み、崩壊しつつあります。

 

現代の日本国民は、食事による健康の自己管理がはたしてできるでしょうか・・・

健康食品に依存し、健康食品ということばに翻弄されているのではないでしょうか。

「バランスのとれた食事を一日3食、決められた時間に食べましょう。」は、理想です。忙しくて、不規則な生活をしている現代の日本人にとって、現実的にはとても無理なはなしです。

 

そこで、[機能性表示食品制度]が始まったことをきっかけに、食事の中に、かしこく健康食品を取入れてみませんか。

そのためには、健康食品について正しい知識を身につけることが大切です。

そのお手伝いが、できればと思っています。

 

23代目 源太      

                                  2016.4.16        

 

 

 

はじめまして、23代目当主 NR.星野源太です

はじめまして

星野源太(ほしのげんた)です。

星野家23代目当主です。

名古屋市在住です。

ご先祖様は、現在の新潟県魚沼市出身です。

外資系医療機器・医薬品メーカーに約30年間勤めていました。

NR資格を持つサプリメントアドバイザーです。

みなさんにサプリメントに関する大切な情報を書いてみたいと思います。

よろしくお願いします。

 

23代目 源太